Étrangers à Paris
来月10/26(水)19時〜、伏見の電気文化会館にて、リサイタルをさせていただきます。
今回はパリの異邦人と題して、パリで活躍した外国籍の作曲家たちの作品を集めたプログラムにしてみました。
その代表格であるショパンがポーランドを去る直前に書いたポロネーズ・ブリランテはとても初々しく、ルーマニアの伝説のヴァイオリニスト、エネスクの素晴らしいフランス語による歌曲はケクランやフォーレを彷彿とさせます。
ストラヴィンスキーがバレエ・リュスとのフランスの仕事で書いたプルチネッラは、イタリアのコメディア・デッラルテを素材にし、パリ初演時の衣装・舞台はピカソでした。
チェコの作曲家マルティヌーはパリで学び、そのチェロ作品の多くをフランスを代表するチェリスト、ピエール・フルニエが初演しています。晩年はスイスで暮しましたが、スロヴァキア民謡による変奏曲はその頃に書かれました。
そしてメインとして、ショパンがパリで友人のチェリストのフランコムに助けられながら最後に書いた作品、チェロ・ソナタを聴いていただきます。
絵画展などはÉcole de Parisとして、パリにいたフランス国籍以外の画家の作品たちをまとめて鑑賞する機会も多いかもしれませんが、作曲家の場合はどんな景色が見えるのか…
ぜひ生の音で、当時の国際都市パリ、そして各々の出自、故郷のアイデンティティに耳を傾けていただけたら幸いです。
お問い合わせは
concert.blanche@gmail.com
まで。
たくさんのご来場お待ちしております!
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